2012年12月31日月曜日

昼神にて


今年はいよいよ我々夫婦も二人だけでお歳取りを行うようになってしまった。昨年まではまだ娘が学生でそれなりに帰ってきてくれたが、もうそんな訳にはいかない。
私の両親と妻と4人で昼神温泉で一日早いお歳取りを行ってきた。画像は宿泊先の休息所に設けられたイルミ。
父とゆっくりと温泉に浸かり今となると何と言って話すことも無いが若干年寄りじみた父に改めて自分自身を重ねて月日の流れを感じてみた。
今年は昨年に増して忙しく、秋からこちらはカメラをその気で担ぐことが少なくなってしまい少々残念な状況となってしまった。おそらく来年もそう変わる事はないのかもしれないが、今年よりは妻と出かけなくては思っている。
来年もまた良い年になることを祈りつつ、歳をまた一つ取る事とする。

2012年12月19日水曜日

浅間山

ご無沙汰しました。ほぼ1ヶ月ぶりの更新となります、このブログ始まって以来のロングスパンのお休みだったと思います。
ここのところ休日はほとんど無し、有っても夕方から仕事などと大変中途半端な状況が続きカメラを持ってブラブラとといった感じにはなれませんででした。
小諸からの浅間山。青空に白く染まった山頂部が際立っていました。ちょうど30年前、妻と大学の先輩宅へこの山を越えて遊びに行ったのもほぼこの時期だった事を思い出します。親父のカメラを借りて持って行ったのですが出来てみてびっくり、中身が白黒フィルムで未だ残っています。今日の小諸は極寒の地、風邪が強く体感温度はマイナスは必至。大変寒い一日、それだけに空気が澄み渡り引き締まった空気感も良かったと思います。道中姨捨山付近では雪に見舞われ,天候がどうなるかと思いましたが、佐久・小諸方面は快晴。改めてこの勇姿をおさめたいと思います。

2012年11月25日日曜日

野底山森林公園 2

先週末から休日関係無しの仕事になり、気がつけば紅葉前線は南下し通り過ぎてしまった。昨年のデータからもすでに愛知県まで行ってしまっていると思う。今週もカメラをぶら下げ出かける機を逸して写真の整理に追われた。おまけに息子が帰郷し、連休前日から夜中に迎えに出かけたり、仕事に出かけたりととんでもない3連休ならずの週末となった。
いくつになっても我が子は可愛いもので、奴が来ると金がかかるのだがそれでもどこかうれしい親ばかだ。
さて、そんな中で撮りための中から足下の野底山。今まで何度も足を運んではいるがベストに当たったのは今年が始めてかもしれない?こんなに空気まで染め上げた紅葉が身近にあることに驚いた。来週こそはと思いつつもかなり南まで追いかけ無いと紅葉前線には追いつけない一方、白く化粧をしたアルプスが気になりだしそちらへも足が向きそうな晩秋だ。

2012年11月10日土曜日

野底山森林公園

足下の自然、紅葉。身近な里山に紅葉が降りてきた。
桜の季節には足を運ぶ野底山山麓だが、紅葉の様子はどうかと思い、八王子神社の近辺はどんな様子かと思って登ってみた。いやーびっくりするほどの色合いが迎えてくれました。少々足下の紅葉を甘く見ていた。紅葉の下を歩くと全てが、足元も側全面もオレンジ色の空気に包まれる。
東西の空はアルプス超えの動きで雲に恵まれているが、南北の方向は青空一色だ。
昼間訪れた時に斜面にライトが埋められているのに気がつき、夜はライトアップかと夜も登ってみると案の定暗闇に赤が際立っていた。天気の予報による明日の曇天から雨とは異なり、空には星空が広がっていた。残念な事にライトアップのライトの色がまちまちであることと、思いっきり横方向に照らしているためおさえられる場所は限られたが、それでもありがたい情景に恵まれた。改めて足下の自然に目を向けることの大切さを感じさせられた。

2012年11月4日日曜日

塩嶺御野立公園 ~岡谷

朝帰郷していた娘を高速バスのバス停まで送り、また妻と二人の生活に戻った我が中年夫婦は紅葉散策へと出かけた。
今日は岡谷、高速を使えば1時間ほどで行くことができる。従来の方針を変えてまだ見ぬ紅葉をおさえようと端から出かける。この塩嶺御野立公園は岡谷インターから10分ほど、それ程規模が大きいわけではないが色合いとしては赤が入って好みの紅葉が散策できる。この場所と出早公園がセットでよろしいのではないかと思う。
塩嶺御野立公園は紅葉ピークは過ぎて落ち葉の色合いも十分な情景となっていた。高速で出かけた娘を気遣いながら、今年の紅葉周りはまだまだ続く。

2012年11月3日土曜日

光前寺 庭園 2012

連休を利用して娘が帰郷した。毎回娘が帰ってきた時にはどこかしら連れて行くのだが、今回は妻と娘の買い物もあり近場で光前寺の庭園の様子を見に出かけた。
まだ紅葉の最盛期には早いがそこそこ色づいていた。来週あたりがベストと思われる。娘とは良いもので妻とはいつ何時も一緒にいれば女同士の話が絶えない、私は会話に参加することはないがそれを見る私も幸せな気分になれる。社会人一年生、いろんな不安と不満と夢を語りながら一息ついていく。これを見るとあばら家であってもこれを帰る先として維持していかなければならない気持ちがわき上がる。

2012年10月27日土曜日

大芝公園 イルミネーション ~伊那市

今日最終日の伊那の大芝公園イルミネーションを見に出かけた。あいにく高速道路が事故のため通行止め。延々と一般道を走っての夜のドライブとなった。イルミネーションと言えばどちらかというとクリスマスから越年、厳寒の時期に設定されがちだが、この時期の夜であればそれほど寒い思いもせずに歩き回る事ができる。こちらは我が娘の大好きな「猫バス」
小さな子供たちも多く訪れ昼間さながらの賑わいを見せる公園内では、イルミはあるものの暗闇と相まって自分がどこを歩いているのかさっぱり分からない状況だったが、それでもその規模は圧巻。おそらく地元企業の協力によって行われているのだろうが、地元への貢献とはいえなかなかできる事ではない。
久しぶりに妻と闇夜を歩き回り感動を覚えた出来事だった。

御岳自然湖 ~大滝村

2年ほど前に訪れて以来、久しぶりに秋の自然湖へ望んだ。 まさにスポットライト、昼過ぎにようやく日が差し込みだした東面の山際が日に輝いた。尊敬する師の写真にクライマックスというのがあるがまさにそんな感じだ。ここでもまたあのツアー軍団と一緒になってしまったが、紅葉にはまだ早いのか?日向きの時間のせいか華やぐよりは静かにひっそりと冬を迎えると言った感じだった。
忘れてはならないのは、長野県西部地震でできあがったこの湖。未だ発見されない2名の方がいるという事だ。道中慰霊碑にお参りをする方の姿も見えた。私がまだ大学生の夏休みだった、突然のただ事には思えない揺れを思い出す。
短い人類の歴史の中では繰り返された出来事であろうが、現代に生きる私たちとすれば忘れたは行けない出来事だろう。

清滝・新滝 ~大滝村

紅葉も北信だけのものでなくなり南信でもそろそろ季節を迎えた。木曽谷の木曽川に沿うメイン街道ではまだまだ先ではあるが、そこから少し入ると真っ盛りを迎えている。
福島から大滝川に沿った谷ではそこかしこが華やいでいる。自然湖の紅葉をいつかおさめたいと思っていたが、今週は明日の天気が望めずに単独でこの谷に入り込んだ。
道中、大滝村の清滝と新滝を望んだ。上の画像が清滝、新滝に比べると撮りやすい感じがするが、駐車場から急な坂道を徒歩で登る、運動不足の私には結構きつい。が、滝の周りは紅葉を迎え、水量は少ないものの秋を誇っていた。
清滝から徒歩でも渡り歩けるが、車で少し移動をすると新滝がある。いったん下山して車で移動、さらに新滝に上がる事を思えば時間的には山づたいに歩いた方が早い気がする。こちらは落差が清滝よりもあるもののそのおさえ方には個性と感性が左右する気がする。個人的に滝は遠景でおさえる事はたやすくどこをとっても同じになってしまうが、滝壺からどこを切り取るかという事になるとなかなか迷ってしまう。
ここではマイクロバスを仕立てて遠方からおいでの老人カメラマンの軍団に出くわせたが、引率者らしきカメラマンを含め、滝周りの山道に平気で三脚を立て、さらにはそのまま放置するなど全くの非常識さに閉口した。清滝に時間をかけたのに対し、新滝ではこの憤慨に堪えきれずさっさと降りてしまった。
いずれにしてもこの一体は御嶽信仰の場であり、自然崇拝の対象。多くの信仰者も訪れているようだ。改めてまたおさめに行きたいものだ。

2012年10月20日土曜日

初冠雪の赤石岳

南アルプス南部、荒川前と赤石は昨日の雪が残っていた。荒川は伊那谷に向かってその雪景を見せているが、見えているのは実は静岡県側で東から西に向かって稜線が延びるその北側が見えている。ここら辺がどうしても平面的に見てしまう我々が立体的に見えない残念なところだ。
山脈の主赤石岳は、赤石から小赤石にかけ白く染まっており今年も冬の訪れを告げている。この雪がそのまま根雪になるとは思えないが白く染まり高さを誇りに見せていた。小赤石の西側の山面に雪が吹き付けると横方向の縞模様が見える、これもエベレストのイエローバンドではないがこの山脈が堆積層の隆起によってできあがっている事がよく分かる。ウエストンが川を渡る事20数回と言った懐の深い山赤石は、長野県側から見れば本当に奥深くに横たわる山だ。

鳥倉林道 豊口山の紅葉 2012

豊口山の屏風岩の紅葉にはまだ少し早いと思いつつも、昨日の北岳から中白根山、間ノ岳、農鳥山の雪化粧を見てしまった以上、代表格の赤石も当然雪をいただいているものと思い鳥倉林道を登った。
案の定赤石、荒川前に雪が残っていた。早朝登ったために日向きは全くの逆光、ひとまず登山口まで登りだんだんと日が回り屏風岩を照らすのを待った。
日を浴びない内はまだまだ早いと思いつつ眺めていたのだが、なになに、日が回るにつれてだんだんとその色合いがはっきりとしてきて意外にも赤も結構熟している状況だった。
比較的黄葉の地帯であるこの地で、紅葉は際立つ色使いで色合い全体としても生えてくる。昨年のベストが16日だったのを考慮すると、今年は若干遅れ気味の色づきと思われる。来週は黄葉だろう。
参照)http://wadanoko.blogspot.jp/2011/10/2011_16.html



2012年10月7日日曜日

白駒の池 2012

今年も紅葉シーズンが到来した。日本では紅葉が一年中で一番華やぐ季節だと思っている。
私の生活範囲で標高2,115mの 白駒の池 が紅葉の訪れを知らせてくれるポイントになる。昨年の渋滞の教訓を胸に、今日は7時半に自宅を出たのだが、やはり駐車場へ入るまでに1時間半の足止めを食らってしまった。来年は8時現着パターンを狙って見る事としよう。さて、雇用はピークを迎えている事は事実だがまだ熟れた紅葉ではない事が現実のようだ。昨年と比べると色合いは出ているものの、比較的さっぱりとした色合いでもう3日ほど経つと濃さを増して熟すのではないかと思う。その点、暦に左右される我々サラリーマンではどうしようもない。
さて、渋滞で待たされている内に青空が西から動いてきたのだが、残念ながら白駒の上空が青空に恵まれる事はなかった。但し、一瞬の午前の太陽が照らした瞬間に恵まれ何とか胸をなで下ろしたが、昨年のような広角での押さえではなく、望遠を使った切り取りに専念させられたのは事実だ。久しぶりに70-300Gを使ったが、普段使いのこのレンジのシグマと異なって純正SSMは静かに高速で合焦するすばらしさを味わった。組み合わせは550だが、77や900とは相性がどうなのかまた試してみたい。
この3年で青空に恵まれたのはたった1回昨年だけ。時間を制約されて動く我々ではあるが、それだけ全てに恵まれるのは難しいのが自然相手だという事かな。間違いなく秋は上から、北からやってきている。
参照)  http://wadanoko.blogspot.jp/2011/10/2011.html

2012年9月23日日曜日

白糸の滝 ~ 軽井沢

いかがだろうか?こんな滝が自然にできるんですね。学生時代を湘南で過ごした私には白糸の滝と言えば富士山麓があまりに有名でそちらを思い浮かべてしまうが、私にはこちらの滝の方が相当にすごく見える。
多くの観光客が来ておりなかなかすんなりと撮らせてはもらえなかったが、まだ何度か言ってみたい一つだ。
APS-C10mm(換算15mm)でおさえてはいるがまだまだその広角度を広げたい状況、16mmfishあたりでどうなのか?チャレンジして見たいのは山々ではあるが、APS-Cではどうしようもない。
一部崩落が見えるがこれもまた温存して長くとどまっていてほしい情景の一つだ。

あさま山荘


この画像を見て何となく分かる方もおられるかと?ご存じの方はご存じ、あの浅間山荘事件の現場。正確には「浅間山荘」であるが、事件当時の報道の仕方から「あさま山荘」とひらがなになった。1972年だから私がまだ小学生だった時、学校から帰るとテレビはこの生中継ばかりだった。改めて調べてみると、2/19発生から2/28までのまる10日間の出来事、発覚から間違いなく1週間はこの生放送で持ちきりだった記憶がある。当時の時代背景と併せて視聴率は超80%だったそうだ。
当時は建物下の部分はコンクリート木曽部分で、空洞の状況だったが、今は部屋に仕切られている。当然オーナーも変わっておりむしろこの地ではこのことに触れられたくない雰囲気を感じる。
こちらは「治安の礎」の碑側面に填められている銅板?のレリーフ。これを見ると我々の年代以上の方は情景が記憶にあるだろう。
今回改めて軽井沢を訪れるについてこの事件現場とこの碑を見るために足を伸ばした。ネット上でもあまり詳細な情報は多くないが、映画「突入せよ」を見るとそのヒントがポツポツの出ていてたどりつけられる。この事件でなくなられた方々の冥福をお祈りすると同時に、風化させては行けない出来事だ。

2012年9月17日月曜日

赤そばの丘 ~中川村

秋を迎え田んぼの稲刈りがあちこちで始まった。そばの花も高地を始めあちこちで開花し、赤・白どちらも開花している。ブドウ狩りとセットで楽しめる中川村のこの地では、この時期大型の観光バスも乗り込んで多くの人たちが訪れる。このままどこまでこの丘が続くのか?秋空に生える中央アルプスと赤の一面だ。
何とも独特のばあさんが畑仕事をする、北島という画伯が農業を営みながら油絵を展示している。このばあさんの顔はどこかで見た事のある顔だが、ひょっとすると千と千尋の…かもしれない。
いずれにしても農業をしながら絵を描くのも良い人生かもしれない。

2012年9月9日日曜日

下栗の里

連日晴天でも雲が立ちこめていた南アルプスが、今朝は稜線をはっきりと見せ明らかに季節の変わり目を訴えていた。地区の活動を済ませて急いで広角を持って下栗へ足を運んだ。きっとそばの花も咲いているだろう。案の定そばは満開、それよりもそこかしこにサルスベリの赤が緑の中で際立ち里の季節を演出していた。奥には上河内、聖、兎、中森丸山がくっきりと秋雲を避けて姿を現し、明らかな秋の兆しを感じてとれた。
こちらは半場亭の前の神社の大木。樹種に弱い私には何の気か分からないが、極端に高さのない鳥居と祠、道路改良で鳥居をそのまま埋めたようにも見えるが真実はいかに。この覆い被さるような大樹にはお流行のパワースポットという言葉がお似合い。何でも覆い被せてくれる頼もしさを感じる。

2012年9月1日土曜日

撮るしん 今年は団扇

昨年はカレンダーだった撮るしんが、今年は夏バージョン「団扇」を作成してくれた。8月初旬に贈られてきたいたがすっかりしまい込んでしまい忘れていた。この写真を見るたびに2年前の娘の夏休みが思いだされる。娘の大学3年の夏休み、妻と娘と3人でお盆に出かけた情景だ。子供の頃の夏休みにたった一人で親戚の家にお使いに行った道中のようでどうしても口をついて出てくる唄がある。「石ころだらけのこの道を…」
このときお気楽学生だった娘はもう3勤交代で東京の病院で働いている。不思議とその情景を思い出させてくれる写真の力だ。
参考)
http://wadanoko.blogspot.jp/2010/08/blog-post_2120.html

2012年8月15日水曜日

小野の滝 ~上松町

これが先日の気になっていた「小野の滝」。国道横の鉄道橋下から見る事ができる。高さもあり見栄えのする滝だが、それもそのはず 中山道69次の浮世絵に描かれるほど中山道では有名らしい。と、その浮世絵を見てみたが実際の風景とは異なり名所として描かれているだけに思え少々がっかりした。この炊きの元に降りて写真を撮っていると、突然頭上を通過する中央本線の列車にびっくりさせられる。
どことなく谷深く入った場所のようだが、いわゆるマイナスイオンを感じられる場所、寝覚めの床とも近隣の場所にあり、おそらくこの切り立った岩肌は素人ながら基盤花崗岩の隆起による現象で部分的に地表に顔を出した部分と思われる。
久しぶりに満足できる滝の画像を得られて満足。

寝覚ノ床

先日木曽の上松への出張の際に気になった滝を撮りたくてお盆の早朝から妻と出かけた。ほとんど上松のまち近くの鉄橋の下に19号信号待ちの時に偶然見つけた滝だったが、それがメイン。しかしながら、道中の要所と伊那での買い物を兼ねてのドライブ。まずは清内路のトンネルを越え、妻籠宿の早朝を歩いた後19号を北上して30年ぶりに寝覚ノ床に寄ってみた。
ここ最近でも何度となく通っている寝覚ノ床だが、高校時代の夏休み以来川まで降りての画像。切り立った岩石が特徴だが、それにしてもゆっくりと流れる川の水面の泡が気になった。水はエメラルドグリーンで深みがあるのだが、水面の白い泡が返って水の綺麗さを失っている。寝覚めの床の名所は知っていてもすっかり浦島太郎伝説にここが起因する事をすっかり忘れていた私は、改めて認識し直したところだ。この画像の直後、α77は機嫌を損ねカメラエラーで撮影不能となってしまった。

2012年8月12日日曜日

道の駅「信州平谷」

新野の道の駅「千石平」へキビ(トウモロコシ)を買いに出かける予定だったが、単純に国道を走ったのではおもしろくない、若干遠回りにはなるが平谷~売木~新野のルートで出かけた。平谷の道の駅ではひまわりがベスト。毎度の事だが私のベストは7~8部咲きだ。まだこれからの花もあるが咲ききった花が8割り程度で見栄えがする。狭い谷間の住宅に囲まれた場所だけにまとめるのに苦労をした。しかしながら夏らしい青空とひまわりは絵になる、久しぶりに夏をとらえた気がする。

2012年8月5日日曜日

下栗の里 ~ しらびそ

下界のうだるような暑さを避けて一時の高原の涼を求めて、弁当を持って妻と下栗経由、御池山林道でしらびそへ。道中の矢筈トンネルからは天然のエアコンが効き窓全開で涼しい空気を味わってきた。我が愛車の軽カーではエアコンのコンプレサーをはめたままのエンジンへの負担は無視できるものではなく、登り続きの道中ではターボタイマーの時間も伸すばかりでその負担の度合いが計り知れない。
ご覧の通り、南アルプスは雲の中。いつもなら半場亭の前から見られる聖、兎もその山頂は夏の雲に覆われ姿を見せてくれなかった。
幾分夏休みを迎えたこの時期、半場亭の駐車場は満車。期待通り弁当持ちが正解だった。それにしても他県ナンバーが多く、毎度ながら"寝て来る"バイク軍団にひやひやものの道中だった。
唯一青空が見られたのは北の方角、しらびそ山荘の北だけが青く光っていた。1時間ほど過ごしたしらびそでは、十分に冷え切って「寒い」と言った状況だった。冷えた上に乾いた空気はまさに天然のクーラー、この地のありがたみを味わって蒸し暑い下界へと戻ってきた。

2012年7月29日日曜日

富士見高原ゆりの里 ~富士見町2012

ネットで状況を追いかけていたのだが、行ってみると意外にも 遅い 状況だった。先週くらいがベストか?展望のユリもすでに花を落としているものが多く、葉もすでに茶色となっており色合いとしてはあまりいただける状況ではなかった。意外にも展望の方が標高が高く開花が遅いのかと思えばそうでもなく、ロマンスの花が比較的いただける状況、白樺のゆりもすでにピークを過ぎていた。
晴天を待って青空の広がるのを待っていたのだが、残念ながら終日空は曇りの様子だった。それでもどこかしら最盛期の花はあるもので、何とか満足行く時間とした。
昨夜の雨もあってか花弁のシミも多くなっており残念な状況ではあったが、この状況を見ると夏が来た気がする。

2012年7月22日日曜日

千人塚のアジサイ

天気予報通りのはっきりしない天候の一方、昨日とは打って変わっての蒸し暑さの中遠出をするにはもったいない、かといって出かけなくてはもったいない。そんな中千人塚までお散歩に出かけた。お散歩の場合は力みもなく、550に18-200、それに予備電池1個のスタイルだ。力まなければ十分18-200は満足できる。桜の時期と違って千人塚のアジサイは場所が限定されている。天気が良ければ南駒や仙涯峰をバックに水面を入れておさえるのだが、あいにく南・中ともアルプスは垂れ込めた雲の中だった。
ツツジの時期色合いが賑やかなこちらも、小道に沿ってアジサイが植えられておりそれなりの色を醸し出しているが、ツツジに比べると若干寂しい状況だ。深妙寺のアジサイがインパクトがあるので、もう3週間ほど前の花のような気がしているが、千人塚の標高まで来るとこの時期がアジサイの時期らしい。下界ではアジサイの見頃はもう飯山の方まで上がっている。その昔スケート場として栄えただけあってかなり涼しい場所らしい。

2012年7月16日月曜日

郡上おどり ~郡上八幡の旅

この画像、昨夜旅館の一角で行われた郡上踊りのレッスン。てっきり旅館の催し物かと思って気楽に出かけたのだが、実は教えられて踊らされる。ひときわ笑顔の女史、彼女が教えてくれる。
今日の町中で「郡上八幡楽塾館」を訪ねて、やはり歴史と踊りを教わったが、なんと彼女が昨夜に続いて登場した。郡上の踊りはあまり考えない方が良い、とにかく見よう見まねで手だけ動かし踊りの輪に参加する事が大切だ。何ともそのツボを短時間で学んだ女史の言葉だった。
女史の言われるとおり、彼女は本当にひときわ目立つ笑顔の持ち主で本当に踊りが好きでそれが仕事、それが伝統の継承につながる。若者が外へ出て行ってしまう我が里ではあるが、地形こそまだこちらよりも山間の町、それでも若いものたちが地元に残り、そしてその人生が意識とは別に故郷の伝統の継承に役立つとなればなんと幸せな事だろうと、彼女の笑顔に考えさせられた「春駒」だった。また行きたい。

郡上の町(やなかの水のこみち) ~郡上八幡の旅

さて、念願の郡上の町。私は俗に言う生まれて初めてこの町を歩いた。結構我々のところから遠いイメージであったが、正味1時間半車で走ればここにやってこれる。これが郡上の町と言えば代名詞の「やなかの水のこみち」。朝早く出向いたせいかまだ歩く人たちもあまりおらず、昨夜の雨と相まってしっとりとした小道を演出していた。
郡上の町は水に代表される。いたるところに井戸があり湧水が沸いている。こちらは「宗祇水」、生活の中に水の情景が存在し、そしてそれを大切に景観維持にも努めている。妻とも話したのだが、町中をゆっくりと歩いてみると意外にも飛騨の高山よりはこちらの郡上の方がしっくりとくる気がする。おすすめのコースを3時間ほどかけて歩いてみたがまた来てみたいという気がしてならない。当然郡上踊りを踊りながら。

2012年7月15日日曜日

郡上八幡城 ~郡上八幡の旅

鍾乳洞を後にしてまだチェックインに30分ほど余裕があるので、一気に郡上八幡城へ登る事とした。麓の駐車場からこのようきの中とても歩いて登る気にはならない。そこはそれKカー主義の私にはもってこいの状況、くねくねと細い道を上るのだが快適に城の駐車場まで登り着いた。
郡上八幡を意識して始めて知ったお城だが、何々結構な状況にある。そもそも郡上八幡と言えば郡上踊り、後々わかるのだがその踊りの中で手を上げて眺めているのは実はお城、興味を持たないと深い理解はできないね。鉄筋コンクリートのガーターだけの城ではあるが十分納得のいくお城、狭い谷のこの地にあって十分にその存在感は持っている。うらやましい次第だ。

縄文鍾乳洞 ~郡上八幡の旅

初日に岐阜城と郡上の鍾乳洞を回っておこうと先を急いだが、岐阜から郡上八幡は意外にもあっという間に着く事ができた。せっかくの旅館宿泊なので、チェックインも早めに行いたいが、かといってできる限り行程も詰めておきたい。早々に「大滝鍾乳洞」を目指して山を登った。ところが、なんとその手前で崩落のため通行止め、鍾乳洞へはたどり着く事ができない。と、縄文鍾乳洞なるものがあるらしい。何とも山間の部落のようなところに広い駐車場を確保して、一昔前ならすごい観光地だったであろう鍾乳洞は、懐中電灯を借りて潜った。これだけ湿度が高いとかなり不快感があるのではと思った裏腹に、入り口手前から天然の冷蔵庫の涼しさは異様にさわやかで何とも快適であった。
思うに、まだまだ年齢的には若い部類に入る鍾乳洞なのだろう、独特の垂れ下がりやぬるぬるの柱は少なかったが、なになに結構な地底探検の距離を歩き、凍えるほど涼しく過ごした。次回は大滝だが、この縄文も馬鹿にはできない。

岐阜城 ~郡上八幡の旅

さて、5ヶ月延期した郡上八幡への旅をした。昨年10月銀婚を迎えた我々夫婦に息子と娘が贈ってくれたものだが、考えた末「郡上八幡」とした。道中、まだ私が奨学生の頃だと思うがうっすら記憶に残る岐阜城へ寄り道をした。とにかく金華山という言葉とロープウェイがポイントの岐阜城ではあるが、金華山が稲葉山である事も今回初めて知った。あいにく家を出るから雨が降り、おまけに5年前のナビでは東海環状がつながっていない、それでも岐阜に着く頃には雨は上がってどうしようもない湿度に子供たちと言ったTDLを思い出さずにはいられない状況。
下界から見上げれば山頂に建つ岐阜城は異様な湿度の中しっかりと歩かされた城だった。

2012年7月8日日曜日

青いケシ ~大鹿村 中村農園

3年ぶり?くらいに芥子の花を見に大鹿へ上がってみた。前回は何とも山道を走らされてどこへ連れて行かれるのか不安で仕方がなかったが、今日は2度目、十分承知した道なりで大沼キャンプ場を目指して登った。むしろ九輪草の咲く大沼が良かったのだが…
初めて見に行った時はバックに残雪の南アルプスが見えて大変感動した記憶があるが、今日は比較的雲が多く赤石山脈の稜線は顔を出さなかった。
青い芥子の花で多くの人たちが訪れるが、けしてヒマラヤポピーと呼ばれるヒマラヤ芥子とは違うらしい。ヒマラヤに咲くブルーポピーはもっと可愛らしく小さく、目谷出会う事がないほど希少種だそうだ。
こちらは「黒ほおずき」…何とも珍しい。異種独特の色合いをしているが形状はまさにほおずきの形をしている。
すぐそこに南アルプスの稜線を触れるようなこの山奥に、広い耕地が確保され多くの人たちが耕作をしているのは何とも農業民族の力強さを感じる。

大沼 ~ 大鹿村

中村農園を後にして途中大沼したの樹林帯。この奥に沼が存在するが、おそらくこの辺もその昔は水があったのではないかと思わせる地形になっている。
現場にはその逸話が書いてあるが、いずれにせよこういった場所には何らかの伝説がつきまとう。
さらに下山したところにあるパラグライダー場。むしろここからの絶景が良い。伊那山脈、奥が中央アルプスになる。通常我々の生活の場はこの二つの谷間の伊那谷にある。天気予報とは裏腹に青空が時間とともに広がり、久しぶりに気持ちの良い時を過ごした。

2012年7月1日日曜日

深妙寺(ジンミョウジ) 2012

ようやくアジサイの開花が始まった。例年梅雨の晴れ間の汗が流れる中で訪れる深妙寺。昨日を逃し今日を狙いに出かけたが、あいにく自宅から雨が降り出した天気だった。それでもたどり着くまでに雨が伊那まで届くかどうか?と思って出かけ1区間だけの高速を利用して先を急いだ。
とんでもない、むしろ高速の方が雨は強く、西からの雨は伊那の方が強く降っていた。
いろいろな場所でアジサイを撮るが、ここでの珍しいのはこれだろう。確か紅「くれない」とか言ったと思うのだが、松本の寺で紹介された記憶がある。まあ、アジサイと言えば北向きのどちらかと言えば湿っぽいところで見かける花のイメージが強いがこれだけの量となるとそれだけで圧倒される。今日の状況はまだ早い感じ、来週あたりがベストだろう。だが、毎度私の個人的趣向で花は7~8部咲きが一番美しい。