2012年10月27日土曜日

大芝公園 イルミネーション ~伊那市

今日最終日の伊那の大芝公園イルミネーションを見に出かけた。あいにく高速道路が事故のため通行止め。延々と一般道を走っての夜のドライブとなった。イルミネーションと言えばどちらかというとクリスマスから越年、厳寒の時期に設定されがちだが、この時期の夜であればそれほど寒い思いもせずに歩き回る事ができる。こちらは我が娘の大好きな「猫バス」
小さな子供たちも多く訪れ昼間さながらの賑わいを見せる公園内では、イルミはあるものの暗闇と相まって自分がどこを歩いているのかさっぱり分からない状況だったが、それでもその規模は圧巻。おそらく地元企業の協力によって行われているのだろうが、地元への貢献とはいえなかなかできる事ではない。
久しぶりに妻と闇夜を歩き回り感動を覚えた出来事だった。

御岳自然湖 ~大滝村

2年ほど前に訪れて以来、久しぶりに秋の自然湖へ望んだ。 まさにスポットライト、昼過ぎにようやく日が差し込みだした東面の山際が日に輝いた。尊敬する師の写真にクライマックスというのがあるがまさにそんな感じだ。ここでもまたあのツアー軍団と一緒になってしまったが、紅葉にはまだ早いのか?日向きの時間のせいか華やぐよりは静かにひっそりと冬を迎えると言った感じだった。
忘れてはならないのは、長野県西部地震でできあがったこの湖。未だ発見されない2名の方がいるという事だ。道中慰霊碑にお参りをする方の姿も見えた。私がまだ大学生の夏休みだった、突然のただ事には思えない揺れを思い出す。
短い人類の歴史の中では繰り返された出来事であろうが、現代に生きる私たちとすれば忘れたは行けない出来事だろう。

清滝・新滝 ~大滝村

紅葉も北信だけのものでなくなり南信でもそろそろ季節を迎えた。木曽谷の木曽川に沿うメイン街道ではまだまだ先ではあるが、そこから少し入ると真っ盛りを迎えている。
福島から大滝川に沿った谷ではそこかしこが華やいでいる。自然湖の紅葉をいつかおさめたいと思っていたが、今週は明日の天気が望めずに単独でこの谷に入り込んだ。
道中、大滝村の清滝と新滝を望んだ。上の画像が清滝、新滝に比べると撮りやすい感じがするが、駐車場から急な坂道を徒歩で登る、運動不足の私には結構きつい。が、滝の周りは紅葉を迎え、水量は少ないものの秋を誇っていた。
清滝から徒歩でも渡り歩けるが、車で少し移動をすると新滝がある。いったん下山して車で移動、さらに新滝に上がる事を思えば時間的には山づたいに歩いた方が早い気がする。こちらは落差が清滝よりもあるもののそのおさえ方には個性と感性が左右する気がする。個人的に滝は遠景でおさえる事はたやすくどこをとっても同じになってしまうが、滝壺からどこを切り取るかという事になるとなかなか迷ってしまう。
ここではマイクロバスを仕立てて遠方からおいでの老人カメラマンの軍団に出くわせたが、引率者らしきカメラマンを含め、滝周りの山道に平気で三脚を立て、さらにはそのまま放置するなど全くの非常識さに閉口した。清滝に時間をかけたのに対し、新滝ではこの憤慨に堪えきれずさっさと降りてしまった。
いずれにしてもこの一体は御嶽信仰の場であり、自然崇拝の対象。多くの信仰者も訪れているようだ。改めてまたおさめに行きたいものだ。

2012年10月20日土曜日

初冠雪の赤石岳

南アルプス南部、荒川前と赤石は昨日の雪が残っていた。荒川は伊那谷に向かってその雪景を見せているが、見えているのは実は静岡県側で東から西に向かって稜線が延びるその北側が見えている。ここら辺がどうしても平面的に見てしまう我々が立体的に見えない残念なところだ。
山脈の主赤石岳は、赤石から小赤石にかけ白く染まっており今年も冬の訪れを告げている。この雪がそのまま根雪になるとは思えないが白く染まり高さを誇りに見せていた。小赤石の西側の山面に雪が吹き付けると横方向の縞模様が見える、これもエベレストのイエローバンドではないがこの山脈が堆積層の隆起によってできあがっている事がよく分かる。ウエストンが川を渡る事20数回と言った懐の深い山赤石は、長野県側から見れば本当に奥深くに横たわる山だ。

鳥倉林道 豊口山の紅葉 2012

豊口山の屏風岩の紅葉にはまだ少し早いと思いつつも、昨日の北岳から中白根山、間ノ岳、農鳥山の雪化粧を見てしまった以上、代表格の赤石も当然雪をいただいているものと思い鳥倉林道を登った。
案の定赤石、荒川前に雪が残っていた。早朝登ったために日向きは全くの逆光、ひとまず登山口まで登りだんだんと日が回り屏風岩を照らすのを待った。
日を浴びない内はまだまだ早いと思いつつ眺めていたのだが、なになに、日が回るにつれてだんだんとその色合いがはっきりとしてきて意外にも赤も結構熟している状況だった。
比較的黄葉の地帯であるこの地で、紅葉は際立つ色使いで色合い全体としても生えてくる。昨年のベストが16日だったのを考慮すると、今年は若干遅れ気味の色づきと思われる。来週は黄葉だろう。
参照)http://wadanoko.blogspot.jp/2011/10/2011_16.html



2012年10月7日日曜日

白駒の池 2012

今年も紅葉シーズンが到来した。日本では紅葉が一年中で一番華やぐ季節だと思っている。
私の生活範囲で標高2,115mの 白駒の池 が紅葉の訪れを知らせてくれるポイントになる。昨年の渋滞の教訓を胸に、今日は7時半に自宅を出たのだが、やはり駐車場へ入るまでに1時間半の足止めを食らってしまった。来年は8時現着パターンを狙って見る事としよう。さて、雇用はピークを迎えている事は事実だがまだ熟れた紅葉ではない事が現実のようだ。昨年と比べると色合いは出ているものの、比較的さっぱりとした色合いでもう3日ほど経つと濃さを増して熟すのではないかと思う。その点、暦に左右される我々サラリーマンではどうしようもない。
さて、渋滞で待たされている内に青空が西から動いてきたのだが、残念ながら白駒の上空が青空に恵まれる事はなかった。但し、一瞬の午前の太陽が照らした瞬間に恵まれ何とか胸をなで下ろしたが、昨年のような広角での押さえではなく、望遠を使った切り取りに専念させられたのは事実だ。久しぶりに70-300Gを使ったが、普段使いのこのレンジのシグマと異なって純正SSMは静かに高速で合焦するすばらしさを味わった。組み合わせは550だが、77や900とは相性がどうなのかまた試してみたい。
この3年で青空に恵まれたのはたった1回昨年だけ。時間を制約されて動く我々ではあるが、それだけ全てに恵まれるのは難しいのが自然相手だという事かな。間違いなく秋は上から、北からやってきている。
参照)  http://wadanoko.blogspot.jp/2011/10/2011.html